書評あり
Lilith
川野芽生(著/文 他)
発売: 書肆侃侃房
四六判 168ページ 上製
価格 2,200円 (消費税 200円)
ISBN978-4-86385-419-2 C0092
在庫あり
書店発売日 2020年09月26日 登録日 2020年09月12日
書評情報
朝日新聞
朝刊 評者:石川美南(歌人) |
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日本経済新聞
朝刊 評者:川野里子(歌人) |
紹介
第29回歌壇賞を受賞し、幻想小説も発表する著者の鮮烈な第一歌集。
叙情の品格、少女神の孤独。端正な古語をもって紡ぎ出される清新の青。
川野芽生の若さは不思議だ、何度も転生した記憶があるのに違いない。
――山尾悠子
【収録歌より】
アヴァロンへアーサー王をいくたびも送る風あり千の叙事詩に
天上に竜ゆるりると老ゆる冬われらに白き鱗(いろくづ)は降る
harassとは猟犬をけしかける声 その鹿がつかれはてて死ぬまで
ほんたうはひとりでたべて内庭をひとりで去つていつた エヴァは
詩はあなたを花にたぐへて摘みにくる 野を這ふはくらき落陽の指
著者プロフィール
川野芽生(カワノメグミ)
1991年、神奈川県生まれ。2010年、東京大学に入学。東京大学本郷短歌会に入会、作歌を始める。2014年、短歌同人誌「穀物」結成。2015年、「怪獣歌会」結成。 2017年、本郷短歌会解散。2018年、「Lilith」30首により第29回歌壇賞受賞。現在、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程在籍中。小説作品に「白昼夢通信」(『Genesis 白昼夢通信』東京創元社、2019年)がある。 上記内容は本書刊行時のものです。ご注文はこちらから 質問する
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