[完全版] 原三信と日本最初の翻訳解剖書
原 寛(著/文/編集 他)
B5判
価格 4,950円 (消費税 450円)
ISBN978-4-88344-333-8 C0021
在庫あり
書店発売日 2025年05月30日 登録日 2025年05月13日
解説
杉田玄白の「ターヘル・アナトミア」を翻訳した「解體新書」(安永三年)に
先立つこと八十七年、日本最初(貞享四年)の翻訳解剖書があった。
紹介
杉田玄白の「ターヘル・アナトミア」を翻訳した「解體新書」(安永三年)に
先立つこと八十七年、日本最初(貞享四年)の翻訳解剖書があった。
六代原三信は、
関ヶ原の戦の後、黒田家に出仕
長崎・出島にて蘭方外科医の免状を受けた。
その際写したのが
オランダで出版された
ヨハン・レメリン著「小宇宙鑑」(本木庄太夫訳)の翻訳解剖書である。
目次
《目次抜粋》
六代原三信が写した「人体解剖書」訳本(本木庄太夫訳)と「レメリン解剖書」原本
レメリン解剖書図譜
阿蘭陀外科免状
原三信写本とレメリン解剖書(オランダ語版・日本語版対照)
六代原三信が写した訳本『人体解剖図』の解説書
阿蘭陀外科術式図譜絵巻
原三信と日本最初の翻訳解剖書
原家のルーツ——序にかえて
時代的背景——紅毛人の医学に関心をよせる老中 稲葉正則 ミヒェル・ヴォルフガング
日本最初の西洋解剖書の翻訳——レメリン解剖書の訳本と十七世紀の蘭方外科 酒井シヅ
翻訳解剖書と原三信の四〇〇年 原 寛
第一章——六代原三信とオランダ医学
第二章——福岡藩二十九石六人扶持
第三章——明治維新と原三信
第四章——激動の時代と原三信
著者プロフィール
原 寛(ハラ ヒロシ)
1932年福岡市に生まれる福岡県立福岡高等学校、九州大学医学部卒業
九大精神神経科入局、医学博士号修得(九州大学医学研究院 生理学)
1967年原土井病院を開設、2025年4月より同病院会長
1976年原看護専門学校を設立
日本慢性期医療協会、全国公私病院連盟などの理事多々良福祉会、能古博物館の理事長
著書に『新老人のすすめ』、『博多に生きた藩医 原三信の四百年』、『[完全版]原三信と日本最初の翻訳解剖書』、『養生学』他 上記内容は本書刊行時のものです。
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