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虹を見たかい

黒田 征太郎(イラスト) / ふくもと まんじ(著/文 他)

発売: 石風社

A5判  
価格 1,430円 (消費税 130円)
ISBN978-4-88344-335-2 C8793
在庫あり

書店発売日 2025年10月17日
登録日 2025年10月10日

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解説

地球誕生から生命の誕生、そして人類誕生の数億年の時間のなかをながれる「虹」の物語

紹介

地球誕生から生命の誕生、そして人類誕生の数億年の時間のなかをながれる「虹」の物語

虹を 見たかい
雨とお日さまが
つくる
虹を 見たかい

ひとが うまれる 
ずっとまえから
雨とお日さまが
つくる
虹を 見たかい

前書きなど

ニジをはじめてみたとき、ボクはマホウだと思いました。
空というオオキナカミに、お日さまがかいたマホウだと思いました。
ななつの色をお日さまがつかって、でっかい空というカミにかかれるニジの絵は、僕にたくさんのことを教えてくれました。ななつの色がつながって、もっともっとたくさんの色があらわれて、ボクにいろんなことをはなしかけてくるのでした。
ボクはいろいろなことをかんがえて、お日さまにこたえました。
えをかくことのはじまりです。ボクはズーッとかきつづけています。
黒田 征太郎


ある時黒田さんと、虹の話になった。
一瞬のことだが、不思議な感覚が私をつらぬき、地球誕生から生命の誕生、そして人類誕生の数億年の時間のなかを虹のイメージがながれるようだった。
いぜん、黒田さんと『岩になった鯨』という絵本をつくった。それは、天空の龍にあこがれて、海から川を遡り、山の頂で岩になってしまった鯨の物語。
龍は虹の化身らしい。
あの時の龍が、虹の物語に私を誘い込んだのだと合点した。
黒田さん、ありがとうございます。
ふくもと まんじ

著者プロフィール

黒田 征太郎(クロダ セイタロウ)
1939年大阪生まれ。 画家・イラストレーター。
米軍軍用船乗務員など多くの職業を経て、1969年、 長友啓典氏と K2設立。
1992年よりニューヨークにアトリエを構え、 国内・国外で幅広く活動。
主な作品に 「KAKIBAKI」 (求龍堂)、「戦争童話集・ 全4巻」(野坂昭如作 NHK出版)、「風切る翼」(作・木村裕也 講談社)他多数。 2004年 「PIKADON PROJECT」 を開始。 2009年活動の拠点を北九州市に移し、 ライブペインティングや壁画制作等を精力的に展開し現在に至る。
北九州市立美術館[本館]で、大規模個展「黒田征太郎展 絵でできること」(2025年9月20日〜11月9日)を開催。
石風社刊の絵本に「昭和20年8さいの日記」 (文・佐木隆三)、 「火の話」、「水の話」(文・近藤等則)、「土の話」(文・小泉武夫)、「つよくなりたい」(文・鬼塚勝也)などがある。
ふくもと まんじ(フクモト マンジ)
1948年鹿児島市生まれ。
著書に「伏流の思考 私のアフガンノート」、「出版屋の考え休むににたり」、「岩になった鯨」(絵・黒田征太郎)(以上石風社)

上記内容は本書刊行時のものです。

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