ねこのチャーさん
國栖晶子(文・絵)
B6判 32ページ 並製
価格 1,650円 (消費税 150円)
ISBN978-4-908869-35-8 C0771
書店発売予定日 2026年10月01日 登録日 2026年08月11日
解説
「チャーさん」と呼ばれた猫が、イタチに仔猫を奪われた怨みを忘れ、仲間を慈しみ、時間の経過とともに「ゆすし・つながる」生き方の心地よさを伝えた物語。
紹介
絵本作家・國栖晶子の実家に通ってきていた猫がいた。その猫は「チャーさん」と呼ばれていた。外での暮らしはきびしいものだったろうが、彼女はずっと外での暮らしを選んできた、と著者は感じている。
チャーさんと呼ばれた猫が亡くなって、彼女の生き様を振り返るにつれ、ひとつの物語がみえてきた。彼女が外での暮らしのなかで、何匹かの猫と友情に似た関係をつなぎ、家族を持ち、そして子どもを失う経験もしてきたこと。著者は現実に見守ってきた猫の生き様と、想像で描きだした世界を紡ぎ、絵本として描くことを決めた。
テーマは「ゆるすこころ そしてつながり」著者・國栖晶子が日常のなかで大切にしているテーマでもある。
1匹の猫の生き様を描きながら、相手を理解し、相手をゆるし、そしてつながっていく関係性をやさしいパステルの絵と、詩のような文章で綴った1冊。
版元から一言
絵本作家・國栖晶子の本領を発揮した1冊です。身近な存在である外猫を長年観察し続け、その猫が懸命に生きてきた姿を、32ページに凝縮した絵本です。「チャーさん」と呼ばれた猫は、大きなクスノキがある町で外暮らしをしていました。その猫は仔猫をイタチに襲われ、深い悲しみと怨みを抱え、生きていました。やがて長い時間がすぎ、町が少しづつかわり、大きなクスノキも伐採されてしまいます。そうした時間のなかで、チャーさんは、「ゆるすこと」そして「つながること」に気づきます。その先に、やさしい気持ちでくらせる明日が来ることを理解します。
こうした國栖晶子が綴る物語を凝縮させた1冊になっています。
気持ちが前向きになれないとき、モヤモヤがつきまとうようなとき、くり返し開いてほしい1冊です。
著者プロフィール
國栖晶子(クニスアキコ)
京都在住の絵本作家・イラストレーター。京都精華大学デザイン科卒業。
動物たちを主人公に、身近な心の動きや、人と人とのつながりを描く。 上記内容は本書刊行時のものです。

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