書評あり

のぼろBOOKS　

山地図本　冬編　九州・山口の登山ルートガイド

趣味・実用

西日本新聞社（編集）

B5判 　128ページ　
定価　1,430円 (消費税 130円)
ISBN978-4-8167-0998-2　C0075
在庫あり

書店発売日　2021年12月24日
登録日　2021年10月29日

書評情報

2022-02-15

山と渓谷

解説

くじゅう、宝満山、雲仙岳！　九州の冬山の魅力が詰まった登山ガイド。霧氷や氷瀑に出合える一押し31ルートを安心の地図と写真で案内します。山でしか味わえないわくわくをお届け。登山専門誌「季刊のぼろ」から生まれた季節の登山本シリーズ。

紹介

青空に映える、真っ白な樹氷。
まるで氷の彫刻のように、凍り付いた滝。
一面の銀世界と、雪上に残された小動物たちの足跡。

雪とは縁遠いイメージのある九州でも、冬山登山の醍醐味はたっぷり味わえるんです。
くじゅう、宝満山、雲仙・普賢岳…。
創刊から35号を数える登山専門誌「季刊のぼろ」がこれまでに紹介してきた、冬に一押しの九州・山口の31ルートを一冊にまとめました。霧氷や氷瀑に出合える登山道を、2万5000分の1の大きな地形図と、美しいカラー写真とともにとことん案内します。

全31ルートに山行のポイントや歩行時間、見どころや難所を詳細にリポートしているので、登山コースのイメージを容易につかめ、安全登山のお供に最適です。地図は国土地理院発行の２万５０００分の１の地形図を引用。地形図や等高線を読む楽しさも味わえます。下山後のおすすめ立ち寄りスポットも紹介しています。

目次

福岡
6P 鬼ケ鼻岩～猟師岩山　雪と絶景。一挙両得の脊振山系ルート
10P　雷山　糸島の霊峰で楽しむ雪山万華鏡
14P　仏頂山～宝満山　難所ケ滝の氷の芸術を見に行く
18P　砥上岳　神功皇后の史跡を巡り、古代ロマンを満喫
22P　皿倉山～権現山～帆柱山～花尾山　都市近郊の山で楽しむ、4峰縦走周回
26P　虎ノ宿～求菩提山　岩壁を飾るつらら。深い雪の修験の道を行く
30P　英彦山　四王子滝ルート／北西尾根ルート　霊峰へ。格別の雪景色を求めて

佐賀
36P　金敷城山～金立山　巨石と神社を巡るロングルート
40P　虚空蔵山　突き出た山頂が独特で美しい、信仰の山

長崎
44P　郡岳　美しい山容。大村湾を見渡す展望地へ
48P　妙見岳～国見岳～普賢岳　樹氷で名高い山。白い世界で遊ぶ一日
52P　小八郎岳～八郎岳　港町長崎のにぎわいを一望する周回路

熊本
56P　不動岩～蒲生山～日岡山　そそり立つ岩峰に圧倒される低山歩き
60P　洞ケ岳～茂見山　九州脊梁の北端で絶景と巨木群を楽しむ縦走
64P　黒峰～トンギリ山　手軽に霧氷が楽しめる山と地形図に名のない山へ
68P　白髪岳　霧氷とシモバシラの名峰を訪ねて
72P　三角岳　樹林尾根を抜け、天草の島々を望む絶景スポットへ

大分
76P　由布岳　樹氷と大展望、スリリングな岩場もある名峰
80P　鶴見岳～南平台　霧氷の花咲く好展望の頂へ
84P　三俣山　山頂周辺の樹氷は圧巻。期待を裏切らない山
88P　みそこぶし山～涌蓋山　雪の大草原をたどり純白の花咲き誇る頂上部へ
92P　祖母山　1泊2日の行程で白銀の道を歩く
96P　雲ケ岳～御許山　信仰の道をたどり、のどかな冬の里山を巡る
100P　鹿鳴越連山　ザビエルが歩いた道。歴史と展望を楽しむ古道

宮崎
104P　高千穂峰　展望のいい山。神話ゆかりのルートを行く
108P　夷守岳　寒波に見舞われた山頂で雪化粧の霧島連山を望む
112P　地蔵岳　静かなコウヤマキの森を訪ねて

鹿児島
116P　藺牟田池外輪山　沼杉と浮島の奇観。クサリ場あり絶景ありの池巡り

山口
120P　十種ケ峰　ピラミッドのような独立峰。白銀の世界に挑む
124P　羅漢山　降雪量の多い山で、静寂に包まれた銀世界を体感

前書きなど

　冬山登山の一番の楽しみは、なんといっても雪でしょう。純白のベールに包まれたピークを目指し新雪を蹴り、小動物の足跡に出合う。街中では味わえないわくわく感が待っています。
　本書では、冬に歩きたい登山ルートを紹介します。九州・山口の登山専門誌「季刊のぼろ」のVol.3（2014年冬号）、Vol.7（2015年冬号）、Vol.11（2016年冬号）、Vol.15（2017年冬号）、Vol.19（2018年冬号）、Vol.23（2019年冬号）、Vol.27（2020年冬号）、Vol.31（2021年冬号）、Vol.32（2021年春号）の記事を再編集し、追加取材を加えました。情報は2021年9月末時点のものです。
　昨今は自然災害が相次ぎ、登山道の様子も変わります。本書で紹介しているルートも同様です。入山前には十分に情報収集し、安全な登山を心がけてください。

著者プロフィール

西日本新聞社（ニシニッポンシンブンシャ）

上記内容は本書刊行時のものです。