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生きた言語とは何か
思考停止への警鐘

文芸

大嶋仁(著)

発売: 弦書房

A5判  230ページ 並製
価格 2,090円 (消費税 190円)
ISBN978-4-86329-273-4 C0095

書店発売予定日 2023年09月30日
登録日 2023年08月03日

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解説

言語が私たちの現実感覚から大きく離れ、多用されるとき、私たちの思考は麻痺する。ランボー、志賀直哉、レヴィ=ストロースの言語感覚を例にひきながら、わかりやすく解きあかしていく文学評論。

紹介

言葉を字義どおり真にうけてはいけない。言葉には、人に危機をもたらすものが多いからです。本書では、言葉には〈生きたもの〉と〈死んだもの〉があるということ、さらに言語が私たちの現実感覚から大きく離れ、多用されるとき、私たちの思考は麻痺する、ということを、ランボー、志賀直哉、レヴィ=ストロースの言語感覚を例にひきながら、わかりやすく解きあかしていきます。【目次】第一章 数学の言語とランボー/第二章 生命ある記号/第三章 死をもたらす言語/第四章 志賀直哉と言語

目次

第一章 数学の言語とランボー/第二章 生命ある記号/第三章 死をもたらす言語/第四章 志賀直哉と言語

著者プロフィール

大嶋仁(オオシマ ヒトシ)
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)修了。福岡大学名誉教授、日本比較文学会および国際比較文学会理事、からつ塾代表。大学在学中にフランス留学、以来、日本語・日本文学を外から見る視点を養ってきた。アルゼンチン、ペルーの大学、パリ国立東洋言語文化研究所で日本思想史と日本文学史を教えた後、福岡大学教授。
著書に『精神分析の都』(作品社)『福沢諭吉のすゝめ』(新潮選書)『ユダヤ人の思考法』(ちくま新書)『正宗白鳥』(ミネルヴァ書房)『日本人の世界観』(中公叢書)『メタファー思考は科学の母』(弦書房)『科学と詩の架橋』(石風社) ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

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