現代短歌クラシックス 11
緑の祠
五島諭(著/文 他)
発売: 書肆侃侃房
四六変型判 144ページ 並製
定価 1,650円 (消費税 150円)
ISBN978-4-86385-558-8 C0092
在庫あり
書店発売日 2023年01月27日 登録日 2022年12月22日
紹介
海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている
「新鋭短歌シリーズ」での初版刊行からちょうど10年。『緑の祠』以後の作品を増補し、五島諭の全短歌作品を集成した一冊。
「『緑の祠』に、高校の教員になったばかりのころの作品を加えた今回の改訂をもって、短歌の近くに身を置いた時代に、一区切りついたと感じている」(新装版のあとがきより)
【収録歌より】
物干し竿長い長いと振りながら笑う すべてはいっときの恋
デニーズでよい小説を読んだあと一人薄暮の橋渡りきる
信じることの中にわずかに含まれる信じないこと 蛍光ペンを摑む
新しい人になりたい 空調の音が非常に落ち着いている
著者プロフィール
五島諭(ゴトウサトシ)
1981年生まれ。2000年早稲田短歌会入会。同人誌「pool」、ガルマン歌会で活動。 上記内容は本書刊行時のものです。
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