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西国の獅子

文芸

劉 寒吉(著)

発売: 海鳥社

四六判  360ページ 上製
定価 2,750円 (消費税 250円)
ISBN978-4-86656-162-2 C0093
在庫あり

書店発売日 2024年05月10日
登録日 2024年04月03日

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解説

火野葦平らと共に九州の文学を支えた作家の1人劉寒吉が、毛利・島津・竜造寺ら群雄割拠する九州を驀進し、理想のキリスト教国を築こうとした大友宗麟を描く。昭和55年より「夕刊フクニチ」にて連載された未刊の小説を書籍化

紹介

昭和55(1980)年7月より、「夕刊フクニチ」(フクニチ新聞社)にて計180回にわたり連載された未刊の小説を書籍化。
火野葦平や岩下俊作らと共に、九州の文学を支えた作家の1人、劉寒吉が、
「豊後王・西国の王」と呼ばれた大友宗麟の生涯を描いた戦国歴史小説。
稀代の猛将・戸次鑑連、高橋紹運を従え、
毛利・島津・竜造寺ら群雄が割拠する九州を驀進し、
さらに理想のキリスト教王国を築こうとしたキリシタン大名・宗麟。
その躍進と繁栄、崩壊までを描き切る。
劉は芥川賞候補・直木賞候補(2回)に選ばれ
受賞はのがしているものの、その筆力は高く評価されていた。
地元九州を題材とした歴史小説を得意とした劉が、謀略・知略が複雑に絡まる政治と戦、
そして波瀾万丈な宗麟の生涯を重厚な筆致で活写する。

目次

南蛮船
二階崩れ
明暗
南蛮宗事始

良川まで
有明の鷹
雪と紹運
天正少年使節
耳川
国崩し

解説・北九州市立文学館館長 今川英子

版元から一言

劉寒吉は、火野葦平や岩下俊作らと同時代に活躍した小説家ですが、
彼らよりも長生きした分、劉の死後、その評価を伝えることのできる身近な人物がすでにいなかったこともあり、
評価が埋もれてしまった不遇な作家でもあります。
昭和55年当時の劉が書き記す言葉は、現代ではすでに見慣れないものも多くありますが、
その分、日本語が持つ言葉の豊かさ、豊富さを改めて感じさせてくれます。
確かな筆力と重厚な筆致、そして小気味良いテンポで物語が展開され、
九州戦国時代の数多き名将がいきいきと紙面を駆け回る……。
戦国時代ならではの魅力が詰まった1冊です。

著者プロフィール

劉 寒吉(リュウ カンキチ)
明治39(1906)年、福岡県小倉市に生まれる。小説家。本名濱田陸一(はまだりくいち)。第二期『九州文学』の結成に参加し、第五期の休刊号まで同誌を支えた。昭和18年「翁」が芥川賞候補、「十時大尉」が直木賞候補となる。昭和30年「風雪」直木賞候補。北九州市立美術館、旧歴史博物館、市立中央図書館の設立に携わる。また森鷗外旧居の保存や火野葦平らの文学碑の建立など、北九州の文化振興に尽力した。著書『天草四郎』(宝文館1958年)、『竜造寺党戦記』(人物往来社1971年)、『長崎歴史散歩』(創元社1972年)他多数。昭和61(1986)年逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。

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