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アップデートされた「反日」の法則

安江 伸夫(著/文 他)

発売: 集広舎

A5判  416ページ 
価格 2,970円 (消費税 270円)
ISBN978-4-86735-051-5 C0031

書店発売予定日 2024年07月10日
登録日 2024年04月23日

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紹介

米中両大国の間で絶妙な舵取りが求められる
現代(いま)、日本が取るべき道を探れ!

———日中関係はどのように変遷したのか
「反日」政策を軸に戦後日中関係史を辿ることで、中国の狙いが見えてきた。
本書は、中国の巧妙な外交戦略とその背後に潜む動機を徹底解説し、日本が直面する脅威を明らかにするものだ。

———「これからの中国」に対抗する手段とは?
冷戦後の中国の外交手口を知り尽くした筆者が教える、対「反日2.0」の決定版

目次

はじめに 現在地

第一篇 中国の「パワー外交」と影

 第一章 強国を築いたモチベーション
  1 「米国」と併存する「華夷秩序」
  2 国家安全、反スパイ法 ―― 転覆圧力は内外から
  3 「抗日」が束ねた「バラバラの砂」

第二篇 反日暴動は胡錦濤時代に ―― 日中を動かす法則

 第二章 米中関係が日中関係を決める
  1 「西方」と「東方」のあいだの日本
  2 日本の重要度は変転する
  3 米中双方のカードになる日本
  4 「台湾」は日米中のカードに
  5 衝突 ―― 韓国、オーストラリア、カナダと日本の違い

 第三章 「力の差」が日中関係を動かす
  1 一九九二年/市場経済化、貧しかった中国が日米の間隙を突く
  2 二〇一〇年/尖閣で衝突、日本を追い越した中国「次は米国だ」
  3 二〇一六年/GDPが六割に達した中国を蹴落とす米国

 第四章 変遷した牽制 ―― 価値観、国際政治の主導権、国益と権益
  1 「衝突」か「融和」か ―― 因果関係と分かれ目
  2 価値観 ―― ナショナリズムから国際秩序理念へ
  3 国際政治の主導権 ―― 日中二国間から米中対立にぶら下がる日中へ
  4 国益・海洋権益 ―― リスクを払って奪取するか

 第五章 対日政策を動かすプレーヤー ―― 指導者・反主流派・民衆
  1 指導者がコントロールする抗日・反日
  2 反主流派が抗日・反日で指導者を揺さぶった
  3 民衆の抗日・反日は権力者の顔を見て
  4 メディア ―― 政治プレーヤーとしての抗日・反日
  5 権力闘争が共振、改善と暗転を繰り返した「日中」

第三篇 台頭する中国の「仮面」を見ていた日米

 第六章 中国の対日政策 ―― 重要会議に見る「遷移」158
  1 日本は突破口、米国に接近し認知させた《一九九二 ― 一九九八》
  2 米国秩序の中心に。外へ発言力、内から揺さぶり《一九九八 ― 二〇〇六》
  3 五輪を意識した西側融和。裏で「中国式」が進む《二〇〇六 ― 二〇〇九》
  4 「日本を超える」 ―― 脆弱な政権の日中が二度衝突《二〇〇九 ― 二〇一二》
  5 米国との対立が必然に ―― 日本と関係改善《二〇一三 ― 二〇一七》
  6 米中対立 ―― 習近平の強国、トランプのポピュリズム《二〇一七 ― 二〇一九》
  7 コロナ禍 ―― 対面なき国際関係を感情が支配《二〇二〇から》
  8 民主主義VS権威主義 ―― 国家グループ対決《二〇二一から》

 第七章 米国はなぜ中国の民主化に失敗したか
  1 クリントン政権/中国WTO加盟、米国主導のグローバリズムへ
  2 ブッシュ政権/反テロ戦争。中国に協力を求め蜜月に
  3 オバマ政権/米中G2構想を転換。中国を警戒、アジア回帰へ
  4 トランプ政権/米中対立、中国の発展阻止で牽制を乱発
  5 バイデン政権/民主主義と繁栄を守る。対中牽制と協力と

 第八章 ウクライナ戦争 ―― 日米中は流動化する世界の中に《二〇二二》
  1 五輪外交的ボイコットが中国・ロシアを遠ざけた
  2 ウクライナ侵攻 ―― ロシアは中国の「反面教師」
  3 習近平三期目 ―― 中国式ウクライナ和平案

 第九章 日本の対中政策を世界が見守る
     外交青書などにみる日中関係の位置づけ
  1 外交の主要な柱の一つ《一九八二 ― 一九九八》
  2 最も重要な二国間関係の一つ《一九九八 ― 二〇〇六》
  3 戦略的互恵関係《二〇〇六 ― 二〇一〇》
  4 戦略的互恵関係+国際社会の懸念事項《二〇一一 ― 二〇二二》
  5 建設的安定的日中関係+最大の戦略的な挑戦《二〇二二から》

おわりに 「知らないもの同士」の向き合い

参考文献・註・索引

著者プロフィール

安江 伸夫(ヤスエ ノブオ)
1957年、東京都出身。元テレビ朝日北京支局長。北京留学中に天安門事件(1989年)に遭遇。1990年〜1995年に特派員として北京に駐在。この間、冷戦構造とソ連の崩壊、計画経済から市場経済へ、ネットの誕生をウォッチ。中国も豊かになれば民主化し米国のようになるというユートピアが信じられた時代から中国の変化を取材し続けてきた。現在もテレビ朝日で生の帯番組(グッドモーニング、モーニングショー、ワイドスクランブル)の制作に携わる。日本大学大学院総合社会情報研究科講師(「国際メディア論」担当)。著書に『習近平政権の言論統制』(2014年蒼蒼社、共著)『中国ネット最前線』(2011年蒼蒼社、共著)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

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