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西蔵系出雲族の伝説

渡部秀樹(著/文 他)

発売: 集広舎

四六判  218ページ 並製
価格 2,000円 (消費税 182円)
ISBN978-4-86735-052-2 C0036

書店発売日 2024年02月23日
登録日 2024年02月02日

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紹介

出雲族の血を継ぐ登山家はチベットとの運命の縁起の伝説に辿り着く。
出雲神話マニアもチベットフリークも知らなかった新事実がいま明かされる。

チベットと出雲での長年のフィールドワークは、それぞれ別々の記録のはずであっ
たが、不思議に繋がりはじめ、意外な展開を見せた。チベット探検の中でチベット
民族に何となく明治の出雲人の面影を感じた私は、故郷を離れた自分が出雲族とし
ての伝承をゆっくりと絶やしつつある最後の世代かもしれないと気付くことになっ
た。そして出雲族の口伝や祖父の遺品を調べるうち、明治期と現在の出雲とチベッ
トが縦と横の糸を紡ぐかのように広がりを持って繋がっていく。そしてついに前代
未聞の運命の結末に辿り着く。

目次

口絵
プロローグ 偶然と必然、淘汰と進化
クーンブからチベット探査への道のり
チベットに勾玉がある? 勾玉とチベット天珠
出雲神話から我が原風景をたどる
出雲大峯の観音様とチベットの仏縁
チベットの登山における信仰上の課題
山王寺のス(男)
矢島保治郎のチベット潜入とチベット国旗
矢島保治郎と勾玉
出雲族の口伝と「くまくましき」のこと
チベットからヒマラヤを越えた少年僧
エピローグ アイデンティティとしての心の故郷は軸として縁起する
あとがき

前書きなど

これは私の偶然の縁による、出雲とチベットに関わる物語である。人生はたわい
もない、ほとんど無意味な偶然に満ちているのだが、中には必然としか考えられな
いような繋がりや方向性をもたらす出来事もある。無名の庶民であっても、人生の
一瞬に稀有な必然を経験することがある。それらは後にどんどん繋がっていって、
その不可思議さを解明するよりも、ただそのまま受け入れ、何かによって一本の方
向に導かれていたのだと考えた方が楽な場合がある。

著者プロフィール

渡部秀樹(ワタナベヒデキ)
渡部秀樹(わたなべ・ひでき)
一九六〇年、島根県松江市生まれ。松江南高校、福岡大学化学工学科卒。学生時代
から登山を始め、アルプスでの登山が縁でアルパインツアーサービス(株)に入
社。世界約六十か国に登山、トレッキング、調査隊として足跡を残し、特にチベッ
ト文化圏訪問は百回を超える。日本山岳会、日本山岳ガイド協会、横断山脈研究
会、福岡登高会、福岡大学山岳会、チベット文化研究会などに所属。著書『ヒマラ
ヤの東崗日嘎布山群──踏査と探検史』(松本徰夫編著、辻和毅·渡部秀樹著、櫂
歌書房、二〇〇七年)が秩父宮記念山岳賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。

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