繁盛店にはわけがある
小さなハッピーを届け続ける「とよ唐亭」のこころ至上主義
豊永 憲司(著/文 他)
新書判 116ページ 並製
定価 1,155円 (消費税 105円)
ISBN978-4-87035-755-6 C0234
在庫あり
書店発売日 2023年01月30日 登録日 2022年12月19日
解説
数千万円の借金を抱え、死さえも覚悟した中で見えていた成功像とは?「自分を信じる」信念に突き動かされてきた生き方や、その類いまれな経験に基づいて生まれた〈とよ唐マインド〉を解き明かす。
紹介
「数千万円の借金を抱え、死さえも覚悟した中で、見えていた成功像とは?」
リーマンショックの煽りを受け、電気が止まり、取り立てに追われる日々…。
そんな八方塞がりの状態の中でも、絶望とは裏腹に不思議と言葉にならない「確信」のようなものが「こころ」の中に残っていた。
苦境に立たされながらも、その火種が、今の成功の原動力や下支えになっていると豊永社長は言います。
日本経済が停滞期を迎え、21世紀のフェーズは「こころの時代」と言われるようになりました。
本当の意味での豊かさとは何か?私たちは現代社会に問いかけられています。
経営において、リーダーシップとマンパワー、そのどちらが欠けても物事はバランスよく成り立ちません。
個の部分をいかに育て、全体の調和を奏でていくか。
リーダーの手腕でもあり、資質が問われる時代にもなっています。
猪突猛進な行動力と大胆なチャレンジ精神。
「自分を信じる」信念に突き動かされてきた生き方や、その類いまれな経験に基づいて生まれた〈とよ唐マインド〉とは何か?
目次
プロローグ とよ唐亭の開店前夜
第1章 失敗の連続
体当たりでの起業/倒産と再起/次の夢は「100店舗」
第2章 なぜレッドオーシャンに飛び込んだのか
唐揚げに着目した理由/カッコよすぎず美味しすぎず!?
第3章 とよ唐亭を繁盛店にした秘策
徹底した下準備/人を大事にする組織づくり/会議はグッド・バイブスで/適材適所で輝いて/店も人も成長あるのみ/あるスタッフがくれたギフト/直営にこだわる理由/「食卓に小さなハッピーを!」に真心を込めて
第4章 なぜどん底から這い上がれたか
イノベーションを心に/ギャップが人生を面白くする/〈とよ唐マインド〉/ラジオが深めるコミュニティ/世界に拡げる未来/夢を叶える十ヶ条〈豊永社長の、夢を叶えたい人に贈る十ヶ条〉/あとがき
前書きなど
とよ唐亭の開店前夜
その夜、豊永憲司は死さえも覚悟していました。
先の見えない長く暗いトンネルの中にいるかのように、一筋の光も見えない暗闇がべったりとまとわりつく夜。胸の奥底に積もった重たくどんよりとした塊が、心と身体を石のように沈ませていました。
裸一貫、清掃の仕事から拡大していった内装業。建築業界全体がリーマンショックの煽りを受け、豊永の会社も害を被り負債を抱えました。電気が止まり、取り立てに追われる日々。数千万の借金を抱え、八方塞がりの状態の中、思い浮かんだのは、家族の心配と母のこんな言葉でした。
「病院でいちばん偉いのはドクター。お父さんはサラリーマンだったから、お前は小さくても自分で自分のやりたいことを実現したほうがいいよ。一度きりの人生、どうせやったら、社長にならんとね」
病院勤めをしていた母親が口癖のように言っていたこの言葉が、いつしか「社長になりたい」という豊永の夢になっていました。
「まだ大丈夫」
苦境に立たされながらも、絶望とは裏腹に、不思議と言葉にならない「確信」のようなものが自分の内部で消えずに残っていました。その火種が、今の成功の原動力、強力な下支えになっていきます。
トレードマークの赤い看板には、にっこり笑顔と指差しポーズの写真と「げんこつからあげ弁当」の文字。安くて手早く買える、からあげ弁当の専門店は、福岡県人なら、誰もが見かけたり、利用していただいたことがあるくらい、ポピュラーな存在になれているでしょうか。
これは、一人の青年が幾多の失敗を乗り越え、県内に54店舗を構える「とよ唐亭」の社長になるまでのサクセスストーリーであり、経営や人生における理念を共有するプロセスブックです。
豊永が絶望の中に見た、その確信とは何だったのか。答えを探していきましょう。
著者プロフィール
豊永 憲司(トヨナガ ケンジ)
株式会社喰道楽 代表取締役社長1970年8月18日、福岡市博多区生まれ。大濠高校を卒業後、九州産業大学(化学専攻)に入学、2年生の時に中退。
内装業、飲食業の経験を経て、2012年5月、福岡県筑紫野市二日市に、唐揚げテイクアウト専門店『博多とよ唐亭』第1 号店をオープン。
「食卓に小さなハッピーを!」をコンセプトに、日常使いできる看板商品「げんこつからあげ弁当」がヒットし、現在、福岡、佐賀、熊本に約50店舗を展開中。
2021 年、「喰道楽」の社名で法人化。オフィスには、社員とともに常時、数匹の保護猫がくつろいでいる。
追記
【イベント情報】
あの真っ赤な看板に指さしポーズでお馴染みの「博多とよ唐亭」豊永憲司社長が、六本松 蔦屋書店さんにて、出版記念トークイベントを行います!ゲストとしてお迎えするのは「元祖もつ鍋楽天地」の水谷社長と「博多一幸舎」の吉村社長。博多を代表する3人の社長が繰り広げるクロストークは、盛り上がること間違いなしです!ぜひ皆さまお誘いあわせのうえ、ご参加くださいませ✨
▼イベント情報・予約サイト
https://store.tsite.jp/.../event/shop/31662-1923320207.html
*ご参加には、ご予約が必要です。
ご予約方法:店頭またはお電話
お問合せ先:092-731-7760(六本松 蔦屋書店)
関連リンク
【メディア情報】月刊はかた3月号に、弊社寄稿記事が掲載されています!
「福岡の版元がおすすめする今月の一冊」にて『繁盛店にはわけがある 小さなハッピーを届け続ける「とよ唐亭」のこころ至上主義』を紹介! 赤い看板とにっこり笑顔の指差しポーズ写真でおなじみの「とよ唐亭」。多くの福岡県民になじみのある繁盛店は、いかにして生まれたのか? 書店等にて、ぜひお手に取ってご覧くださいませ
月刊はかたについてはこちら
ご注文はこちらから 質問する
在庫あり