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新邪馬台国建国50年史(上巻) 宇佐の四バカ

歴史・地理

高橋 宜宏(著/文 他)

発売: 梓書院

四六判  512ページ 
定価 1,650円 (消費税 150円)
ISBN978-4-87035-764-8 C0095
在庫あり

書店発売日 2023年05月15日
登録日 2023年04月06日

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書評情報

大分合同新聞  
西日本新聞  朝刊
毎日新聞  朝刊

解説

1977年大分県宇佐にて「新邪馬台国」建国。それは1980年代、全国で一大ブームを巻き起こす「ミニ独立国」の第1号だった。一個人から始まった村おこしは、やがて行政をも動かしていく。懐かしくも若さあふれる青春地域づくり奮闘記

紹介

1980年代、全国で一大ブームを
巻き起こした「ミニ独立国」の元祖!

地方の一個人から始まった村おこしが周囲をまきこみ、
やがて行政を動かしていく――。
次々と起こる困難にもめげず
「独立の気概を持って地域づくりをやる」という
仲間たちが織りなす笑いと涙の人間模様。
懐かしくも若さあふれる青春地域づくり奮闘記、開幕!

* * * *

いやあ呆れたなあ。
青春のゴッタ煮じゃ、舞台は宇佐から世界へ…。
ホラと狂気とマジメが、渦を巻く。偉い人も偉くない人もゾロゾロ…。
今宵また懐かしいあの人に逢おう。
――ゆふいん温泉 庄屋サロン 中谷 健太郎

目次

まえがき  
第一章 帰りなんいざ
第二章 新邪馬台国独立す
第三章 新邪馬台国〝承認〟さる
第四章 ムラおこし運動と一村一品運動
第五章 新邪馬台国の勃興期
第六章 国家像は文化立国
第七章 「園遊会の案内状」
第八章 ミニ独立国をリード
第九章 “一等国”へまっしぐら
第十章 四バカの大航海時代
第十一章 独立国ブームへの懸念
第十二章 ミニ独立国オリンピック
第十三章 サントリー地域文化賞 受章のてんまつ
第十四章 ミニ独立国運動のその後
〔寄稿〕地域振興の神髄を新邪馬台国が教えてくれた
参考文献
新邪馬台国年譜

前書きなど

町づくりは短期間に完成できるものではない。一生を通じて行なうものだと思うし、何世代にもわたって長期のスパンで成し遂げなければならないものだと思う。
いやそれどころか町づくりはそこに人が暮らす以上、そこに暮らす人間にエンドレスに課せられた大きな義務ともいえる。
それだけに面白おかしいだけではなく、さまざまな人間模様が縦横無尽に交錯し、ときには苦しく、ときには切ない思いもしなければならないことはある意味、自明のことである。
私はこの後も形を変え、表現を変え、さまざまな人間関係をつくりながら宇佐市の町づくりに関わって行くことになる。
ミニ独立国を扱ったアニメの『サクラクエスト』で知ったのだが、「クエスト」には冒険の旅の意味があるという。そうだとすれば、私の旅は「シンヤマタイコククエスト」なのだろう。
そして私にとって「新邪馬台国」は永久に不滅なのだ。(本文より)

著者プロフィール

高橋 宜宏(タカハシ ヨシヒロ)
1952年大分県宇佐市生まれ。中央大学法学部卒。
76年10月にマチづくりグループ「新邪馬台国建設公団」設立。翌77年「新邪馬台国」を建国し、ミニ独立国の第一号となる。その後国鉄とタイアップし「ミステリー列車卑弥呼号」を走らせた。
毎年恒例で「全日本邪馬台国論争大会」、「新邪馬台国春の園遊会」、「叙勲式」、「うさ音楽祭」開催。1983年、第1回後進国首脳会議「USA(うさ)サミット」、86年、東京の銀杏国で開いた「ミニ独立国オリンピック」は全国にパロディ王国ブームを起こすきっかけとなった。
1983年、西日本初のミニFM局「新邪馬台国放送協会(SHK)」開局。
若い頃からテレビ制作にも関与。TOSテレビ大分「ハロー大分」のコーナー「高橋宜宏の血液型入門」をきっかけに、コメンテーターやクイズのレポーターを務めたり、アドバンス大分企画の市町村紹介番組「豊の国編集局」局長も務めた。大分合同新聞「BAKU」、月刊誌「ミックス」、「アド経」、「シティ情報おおいた」等にレギュラー執筆も。
平成7年、市議補選に立候補し初当選。以来永年市議会を中心に宇佐市のまちづくりに取り組んできた。

上記内容は本書刊行時のものです。

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