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詩集 悲しみも逆さか

文芸

大土 由美(著/文 他)

発売: 梓書院

A5判  108ページ 並製
定価 1,320円 (消費税 120円)
ISBN978-4-87035-772-3 C0092
在庫あり

書店発売日 2023年07月01日
登録日 2023年06月22日

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書評情報

西日本新聞  

紹介

記憶、日常、今生きているこの世界。
その瞬間に感じたものを閉じ込めた詩集。

それはふと思い出した遠い日のことであったり、次の非には忘れているようなさりげない日常の一コマであったり、日々変わりゆく世界情勢に思う心であったり。奇を衒わないその文章は、そこに閉じ込められた感情や一場面を読者に追体験させる。
2019年から2022年までの詩誌『GAGA』掲載作品をまとめた一冊。

目次

あの記憶
記憶のしっぽ/KI・SE・KI/三面鏡/満州挽歌/墓参り/東京オリンピック/おくり島/ももちゃん/答えの無い寓話/いのちきじゃら/色残像/ラッキー・ユー

その日常
悲しみも逆さか/新春の食卓/辺境年金生活者の至福/夜の散歩/盆の終わり/うなぎ日和/梅田IN地下鉄/暮れ街模様/旅の終わりにハルカスで/苺/入院/スマホ印籠/優しい冬至

この惑星
チェルノブイリのひよこ/雨と煙草と男とマスク/令和ばあばの手毯歌/踊り観音/ 山姥賛歌/八月の記憶/日の丸が好きだ/好日ボーリング/この星で/わ?か?ら?な?い?/恐竜使い/うつくしい旅

あとがき

前書きなど

「見たり聞いたり、思ったりしたことをそのまま書いたら、きっと詩になるよ」
(中略)
文章が、写真や絵のように、鮮やかな映像と記憶、感動を呼び起こすことと、文で表現することの面白さを母は私に教えてくれた。
あれから六十年、未だに、自身すら満足させられるような詩が書けていない。
今は、AIが詩を書く時代だ。AIは膨大なデータから言葉を選び文にする。
詩は極私的なものだ。自らの五感で感じた痛みや喜びや悲しみなどが、リアルに表現出来たとき、初めて普遍になる。だからAIの時はいつまで経っても模倣でしかないと思う。(「あとがき」より)

著者プロフィール

大土 由美(オオツチ ユミ)
1953年 福岡県北九州市 生まれ
1975年 福岡数育大学卒業
1976年~2012年 北九州市中学校美術教論
2019年 詩誌「GAGA」同人
2020年 福岡県詩人会会員

上記内容は本書刊行時のものです。

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