「樺太・紙の記念館」にむけて 記憶を歴史に
発売: 石風社
四六判
価格 2,750円 (消費税 250円)
ISBN978-4-88344-326-0 C0095
書店発売日 2024年04月25日 登録日 2024年04月09日
紹介
「樺太」は、
もはや無く、既にない。
わたしの生地であり、
故郷である。
—— 工藤信彦
「自らの歴史は、自らが紡がなくては」と
樺太生活者たちの記憶に働きかけ、
その記録化を立案推進した
一人の編集者がいた。
その手掛けた膨大な記事から厳選し、
「樺太・紙の記念館」構想と
その現代的意味を問う。
著者プロフィール
工藤 信彦(クドウ ノブヒコ)
1930年、樺太大泊町生まれ。北海道大学文学部国文科卒。北海道立札幌南高等学校、藤女子高等学校、成城学園高等学校、アルザス成城学園で教鞭を執り、成城学園教育研究所長で定年退職。社団法人全国樺太連盟理事を経て、現在に至る。著書『日本文学研究資料叢書・高村光太郎・宮沢賢治』(有精堂)、『明解日本文学史』(三省堂)、『書く力をつけよう』(岩波ジュニア新書)、『現代文研究法』(共著、有精堂)、『講座日本現代詩史』(共著、右文書院)、『現代詩の教え方』(共著、右文書院)、『現代詩の解釈と鑑賞事典』(共著、旺文社)、『わが内なる樺太 外地であり内地であった「植民地」をめぐって』、『職業としての「国語」教育』(石風社)、『樺太覚書』(北大スラブ・ユーラシア研究センター)その他多数。