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仁義ある戦い
アフガン用水路建設 まかないボランティア日記

文芸

杉山 大二朗(著/文/イラスト 他)

発売: 忘羊社

四六判  184ページ 並製
定価 1,870円 (消費税 170円)
ISBN978-4-907902-32-2 C0036
在庫あり

書店発売日 2023年01月31日
登録日 2023年01月04日

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書評情報

神奈川新聞  朝刊
朝日新聞  夕刊 全国版
琉球新報  朝刊
読売新聞  朝刊
東京新聞/中日新聞  朝刊

解説

干ばつと戦乱のアフガニスタンで全長26㎞の用水路建設に挑んだ医師・中村哲と共に過ごした6年の日々。50万人の命をつなぐ大工事の裏方として、肉体労働から料理番まで奮闘した泣き笑いの日々を軽妙なマンガと文章で綴る。

紹介

干ばつと戦乱のアフガニスタンで 全長26㎞の用水路建設に挑んだ医師・中村哲と共に過ごした6年の日々! 就活に挫折し放浪したアジアの町で知った アフガニスタンの日本人医師の存在。 50万人の命をつなぐ大工事の裏方として、 肉体労働から料理番まで 悪戦苦闘した泣き笑いの日々を軽妙なマンガと文章で綴る。

目次

はじめに 
序章 青い鳥
 氷河の見えるゲストハウスで
 バンコクでの邂逅
 現地ワーカーに志願
 【マンガ】中村医師と現地の縁
 [コラム]中村哲医師の〝ユーモア〟
第1章 いざ、ペシャワールへ!
 【マンガ】あるアフガン人患者との出会い
 独学で覚えた外国料理 
 ペシャワール会 
 【マンガ】ペシャワール会の現地活動 
 【マンガ】中村哲医師、白衣を脱ぎ井戸を掘る 
 [コラム]中村哲医師の〝貫禄〟 
第2章 日本人宿舎まかない日記
 食材とともに着任 
 【マンガ】文明の十字路、カイバル峠
 ついにアフガニスタンへ
 異国との葛藤 
 猛暑の洗礼 
【マンガ】アフガン料理
【マンガ】日本から持ち込んだ食材
 日本人宿舎のまかない事情 
  まかないレシピ①牛挽き肉の炒飯 
  まかないレシピ②国境を行き交う白菜漬け
  まかないレシピ③牛挽き肉で豚汁もどき 
  まかないレシピ④鯉の南蛮漬け
  まかないレシピ⑤出汁がらの佃煮
  まかないレシピ⑥ジャパニーズ・カレー
  まかないレシピ⑦コロッケ 
  まかないレシピ⑧大学芋
 【マンガ】用水路建設への挑戦
 [コラム]断食月(ラマダーン)に耐える
第3章 よく働き、よく休め
 【マンガ】鬼気迫る干ばつ 
 用水路建設を後方支援 
 山の診療所にも勤務
 休日の過ごし方 
 【マンガ】クラシックを愛した中村哲医師
 共に働いた仲間たち 
 伊藤和也さんのこと 
 【マンガ】日本の伝統工法とマルワリード用水路
 灰皿と恐竜 
 【マンガ】灼熱! ガンベリ沙漠
 〝死の沙漠〟で見た奇跡 
 【マンガ】アフガニスタンの暑さ
終章 川筋者
 【マンガ】山田堰に学ぶ
 中村哲医師の死 
 「川筋者」の血 
 パシュトゥヌワレイ 
 アフガニスタンと北九州 
 アフガニスタンを離れる
 最後に

前書きなど

「ある日、ペシャワール会のホームページに『現地ワーカー募集』の告知が出ているのを見つけ、目が釘づけになった。一年以上働けるのが条件で、随時募集とある。…『あなたは料理ができますか? …朝と昼は現地人スタッフが料理を作ってくれるけれど、夕食は自分たちで作ってもらいます。もちろん、中村医師もその料理を食べます』。そこで初めて合点がいった。つまり、現地でその土地の食材を使って、日本人の舌に合うような「まかない料理」を作れということである。」(本文より)

著者プロフィール

杉山 大二朗(スギヤマ ダイジロウ)
1975年(昭和50)、福岡県飯塚市生まれ。東海大学文学部史学科卒。様々な職を経て、中村哲医師をサポートするNGO「ペシャワール会」の現地派遣ワーカーとして2005年〜08年、10年〜11年まで活動。現在は日本で教職の傍ら作品を執筆。

上記内容は本書刊行時のものです。

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