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極私的原子力用語辞典

西尾 漠(著)

発売: 編集室 水平線

四六判  368ページ 並製
価格 3,520円 (消費税 320円)
ISBN978-4-909291-08-0 C0036

書店発売予定日 2026年06月30日
登録日 2026年04月30日

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解説

ネットにも、論文にも出てこない、それがここには書いてある!

原発問題に関わって50年
ロングセラー『原発を考える50話』(岩波ジュニア新書)の著者による、類例のない「読む辞典」

収録項目100以上──「IAEA」「核武装」「原子力ルネサンス」「トイレのないマンション」「中曽根札束予算」「ビキニ事件」「風評被害」「メルトダウン」「六ヶ所核燃料サイクル施設」等々

紹介

ネットにも、論文にも出てこない、それがここには書いてある!

原発問題に関わって50年
ロングセラー『原発を考える50話』(岩波ジュニア新書)の著者による、類例のない「読む辞典」

収録項目100以上──「IAEA」「核武装」「原子力ルネサンス」「トイレのないマンション」「中曽根札束予算」「ビキニ事件」「風評被害」「メルトダウン」「六ヶ所核燃料サイクル施設」等々

目次

まえがき

IAEA
「あかつき丸」
アトックス
Atoms for Peace
アラームメータ
ALARA
安全神話
安全性
イエローケーキ
ウィンズケール1号炉燃料溶融事故
浮輪
ウラルの核惨事
SMR
S+3E
エネルギー基本計画
海洋投棄
核管理社会
核セキュリティ
核燃料
核燃料サイクル
核武装
核融合
ガラス固化
気候危機
規制の虜
キャスク
クリアランス
計画被曝
原子
原子力安全委員会
原子力安全文化
原子力委員会
原子力規制委員会
原子力基本法
原子力資料情報室
原子力船「むつ」放射線漏れ
原子力の日
原子力発電
原子力発電所
原子力文化
原子力保険
原子力ムラ
原子力ルネサンス
原子炉
原子炉立地審査指針
高温ガス炉
公開の原則
高速増殖炉
高レベル放射性廃棄物
国策民営
国産エネルギー
再稼働
再処理工場
GX
JCO臨界事故
しきい値
事故隠し
司法リスク
使用済み燃料
消滅処理
スクラム
スリーマイル島原発事故
全国原子力科学技術者連合
多重防護
脱原発
脱炭素電源
チェルノブイリ原発事故
チェレンコフ効果
中央省庁再編
中央制御室
中間貯蔵
中性子源
TRU
停電
低レベル放射性廃棄物
デブリ
電源開発
電源三法
天然ウラン
天然原子炉
トイレのないマンション
東海再処理施設
東京電力
動燃
特定重大事故等対処施設
トリチウム
中曽根札束予算
2次冷却系
日米原子力協定
日本原子力産業協会
日本原子力発電
日本原燃
NUMO
濃縮
倍増時間
廃炉
白金族
半減期
『はんげんぱつ新聞』
ビキニ事件
避難
被曝
風評被害
フールプルーフ
福島第一原発
「ふげん」「もんじゅ」
負の遺産
プルサーマル
文献調査
平和利用
平和利用の三原則
ベースロード電源
ベント
放射線
放射線業務従事者
放射能
MUF
身元不明線源
メルトダウン
MOX
輸入技術
立地
量子工学
劣化ウラン
六ヶ所核燃料サイクル施設

前書きなど

まえがき

 自己紹介から。本業は反原発運動全国連絡会が発行する『はんげんぱつ新聞』の編集者です。1978年の創刊以来、編集の実務を担当しています。初代の故・高木仁三郎(1938-2000)さんから引き継いだ編集長は2022年5 月、末田一秀さんにバトンを渡しましたが、気楽な副編集長となって、いまも編集に携わっています。脱原発のシンクタンクとも言うべき原子力資料情報室の共同代表も務めています。
 原子力問題にかかわることになったのが『はんげんぱつ新聞』創刊の5 年くらい前、テレビコマーシャルはおろか新聞広告も扱っていない、輸出向けの英文パンフレットづくりがメインの極小広告制作会社に勤めていたときです。反広告会議というグループに加わり、原発PRの批判をいずれも廃刊となった『新地平』(1974-1989)や『市民』(1971-1974)といった雑誌に書いたことから、反原発運動とつながりができました。
 「原子力用語辞典」を最初につくろうとしたのは、1979年ころだったでしょうか。78年、79年と現代書館から『反原発事典』シリーズⅠ「[反]原子力発電・篇」・Ⅱ「[反]原子力文明・篇」を、反広告会議の仲間だった評論家の故・津村喬さん(1948-2020)、現代書館の編集者でいまはフリーで活躍している太田雅子さんといっしょに編集委員会を名乗って制作し、シリーズⅢを「資料篇」(ことばの事典を含めた資料集)にしようと準備をしていました。高木仁三郎さんはもとより故・久米三四郎さん(1926-2009)、故・水戸巌さ
ん(1933-1986)といった錚々たる方々に第1稿を書いていただきながら刊行できなかったのは申し訳なく、慙愧に耐えません。
 じつは、シリーズⅢについては、高木さんに監修をお願いしていました。高木さんは、「自分が監修するなら、きちんとしたものを」と生真面目にすべての原稿を読み、手を入れ、なんとか統一的で間違いのないものをと骨を折ってくれたのですが、けっきょくは挫折しました。私は何度か、「これくらいでよいのでは」と妥協を申し入れたものの、叱られて拒否されました。
 その後、2001年に原子力資料情報室で小冊子『原子力キーワード
ガイド』を作成、14年からは『現代用語の基礎知識』(自由国民社)
で「原子力・原発」の項を担当しています。
 今回は、そうした辞典に加えて事典風の余談を盛った「読む辞典」にしたいと編集室水平線の西浩孝さんには無理をお願いしました。後世に残る論文には載ることのない、インターネットで検索しても出てこないような「スクラップ情報」を、それでも残しておきたいというのが動機です。扱う「用語」も、その名にふさわしくないものがありますが、あらかじめご寛恕をお願いしておきます。
 編集室水平線のオンラインマガジン『雨晴』に2022年10月から2年間、隔月で連載をしていただきました。西さんのアイデアで時に口語も交えて遊び心をと始まってから徐々にエスカレートし、若者言葉やら江戸言葉やらなんでもありとなったのを本書では抑えています(小見出しに名残がありますが)。とはいえ気楽にお読みいただければ幸甚です。

著者プロフィール

西尾 漠(ニシオ バク)
1947年生まれ。
原子力資料情報室共同代表。『はんげんぱつ新聞』副編集長。
東京外国語大学ドイツ語学科中退。広告制作会社に勤務していた1973年、電力危機を訴える広告に疑問をもったことなどから、原発の問題にかかわる。
主な著書に、『原発・最後の賭け』(アンヴィエル)、『原発を考える50話』(岩波ジュニア新書)、『私の反原発切抜帖』『反原発運動四十五年史』(ともに緑風出版)、『原子力・核・放射線事故の世界史』『日本の原子力時代史』(七つ森書館)など。
共著書に『反原発事典』Ⅰ・Ⅱ(現代書館)、『核のゴミがなぜ六ヶ所に』(創史社)、『脱原発しかない』(第三書館)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

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