すべては神様が創られた
A4変型判
価格 1,760円 (消費税 160円)
ISBN978-4-909317-28-5 C0792
在庫あり
書店発売日 2022年04月22日 登録日 2022年03月29日
書評情報
西日本新聞
朝刊 評者:白波 宏野 |
解説
奥田牧師の祈りの言葉を、世界的で活躍するイラストレーター黒田征太郎の絵がコラボレーションして出来上がった、『反戦と平和への祈り』の絵本です。
紹介
深い悲しみと焦燥の中から生まれたことばに、黒田征太郎のエネルギーが注ぎ込まれ1冊の熱い絵本になった。 世界深まる闇の中から立ち上がる反戦と平和への祈りの絵本。
2022年2月24日ロシアがウクライナに侵攻しました。出口の見えない殺し合いが続いています。この絵本が世に出るころには停戦状態になっていること祈っています。
絵本に込めた思いは、特定の国の応援ではなく「NO WAR―戦争を止めろ」です。(中略)「正義感」という人の思いを呑み込みつつ戦争は拡大していきます。
「それには乗るまい」と思いつつも「では、何ができるか」
答えを見出せないまま数日が過ぎました。せめて思いを表わそう、黙るわけにはいかないと「すべては神様が創られた」を書きました。
「ことばにどんな意味がある」
と問われると戸惑うしかない私ですが、その先に黒田征太郎さんが微笑みながら絵を書いておられました。黒田さんに励まされ、この絵本は完成しました。
戦争に良い戦争も悪い戦争もありません。戦争そのものが悪です。この機に乗じて核武装が必要などという妄言が出始めています。私たちはあの道を二度と歩むことは出来ないのです。
絵本の収益は「戦争被害者」への支援に充てられます。ウクライナ、ロシアの枠を超え、この戦争で傷つけられた人々に届けたいと思います。 (著者あとがきより)
著者プロフィール
奥田 知志(オクダ トモシ)
1963年、滋賀県生まれ。1990年東八幡キリスト教会牧師赴任。学生時代から「ホームレス支援」支援に携わり、現在、北九州市において生活困窮者への伴走支援を行っているNPO法人 抱樸理事長。東日本大震災被災者支援「共生地域創造財団」理事長なども兼任。著書:『「逃げおくれた」伴走者』(本の種出版)、『ユダよ「帰れ」』(新教出版社)など多数。受賞歴:糸賀一雄記念賞、賀川豊彦賞ほか。
黒田 征太郎(クロダ セイタロウ)
1939年、大阪生まれ。16歳の頃、アメリカ軍の掃海艇に乗り、海を渡る暮らしを体験。1969年、長友啓典氏とデザイン事務所K2を共同設立。数多くのアートワークを制作。ミュージシャンとのコラボレーションによるライブ・ペインティング、壁画制作など、幅広く活動を続けている。
2009年、N.Y.より北九州に居を移す。門司港のアトリエの壁も、日々キャンバスに。 上記内容は本書刊行時のものです。
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