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名探偵総登場 芦辺拓と13の謎

文芸

芦辺拓(著/文) / 影山徹(装画) / えのころ工房(挿絵)

発売: 行舟文化

B6判  423ページ 並製
定価 1,760円 (消費税 160円)
ISBN978-4-909735-04-1 C0093
在庫あり

書店発売日 2020年12月11日
登録日 2020年10月22日

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書評情報

クロスワードキング  王様の本棚
幻想と怪奇6  
週刊読書人  

解説

空飛ぶ鳥人、衆人環視下で消えた落語家、一角獣のツノに貫かれた死体……「行き過ぎた技巧派」芦辺拓が生み出した綺羅星の如き名探偵たちが、読むものを奇想とケレンに満ちた「探偵小説」の世界に誘なう。渾身の自選傑作集!

紹介

 ようこそ、名探偵と不可能犯罪の王国へ!

 空飛ぶ鳥人、衆人環視下で消えた落語家、一角獣のツノに貫かれた死体……「行き過ぎた技巧派」芦辺拓が生み出した綺羅星の如き名探偵たちが、読むものを奇想とケレンに満ちた「探偵小説」の世界に誘なう。渾身の自選傑作集!
 森江春策をはじめ、平田鶴子、自治警特捜、曇斎先生、名探偵Z……芦辺ワールドの「集大成」にして「最強入門書」をお届けいたします!

 特典として、芦辺先生 ×「えのころ工房」さんによる書き下ろし名探偵図鑑「『芦辺探偵事務所』所員名簿」も収録。

 ことし2020年は、芦辺拓先生のアニバーサリーイヤー。
『殺人喜劇の13人』から30年を迎え、著書70冊、101点に達する記念すべき年を祝して、芦辺ワールドを彩ってきた「名探偵」たちの代表的短編を作者自ら選出。
 さらに書き下ろしと「初蔵出し」未発表原稿を加えた「探偵小説30年記念作品集」が登場!

目次

「芦辺探偵事務所」所員名簿
《素人探偵・森江春策》殺人喜劇の鳥人伝説
《自治警特捜・支倉チーム》死体の冷めないうちに
《モダン・シティシリーズ/平田鶴子&宇留木昌介》消えた円団治
《曇斎先生事件帳/橋本宗吉》木乃伊とウニコール
《名探偵Z/乙名探偵》ご当地の殺人
《レジナルド・ナイジェルソープ》レジナルド・ナイジェルソープの冒険
《滝儀一警部補》アリバイの盗聴
《幻想探偵・花筐城太郎》探偵と怪人のいるホテル
《ノンシリーズ怪奇》輪廻りゆくもの
《少年探偵・七星スバル》怪人対少年探偵
《愛知県警・坪井警部》アリバイのある毒(ラジオドラマ)
《歌舞伎作者・並木五瓶》並木謎浪華からくり -正三と若き日の五瓶-
《ネオ少年探偵》からくり島の秘宝
スタンドアローンな探偵たち
シリーズ別作品リスト

前書きなど

INTRODUCTION
 本書は私の著書七十冊目、文庫化・再刊を入れると百一点目となります。これまで書いてきた作品は長編が三十、短編が二百三十余というところでしょうか。
 一九九〇年に第一回鮎川哲也賞をいただいてから、まる三十年でこれですから、われながら歩みののろさにあきれるほかありませんが、それでも数多くのキャラクターたちと出会い、彼らの物語を書くことができたのは実に楽しいことでした。
 今回、行舟文化さんのご厚意により、シリーズごとに一作を選び、短編集にまとめることになりました。「探偵小説三十年」という節目の年に、まさに念願の一冊が出せたのは望外の幸せです。どうか読者のみなさんにも、この「芦󠄀辺拓キャラクター見本帖」を楽しんでいただけますように!

著者プロフィール

芦辺拓(アシベタク)
一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『鶴屋南北の殺人』。
影山徹(カゲヤマトオル)
えのころ工房(エノコロコウボウ)

関連リンク

鶴屋南北の殺人

上記内容は本書刊行時のものです。

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