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森江春策の災難
日本一地味な探偵の華麗な事件簿

文芸

芦辺拓(著/文) / えのころ工房(装画、挿絵) / 玉川重機(扉絵) / 藤田香(挿絵) / 楢喜八(挿絵) / 藤井智弘(写真)

発売: 行舟文化

B6判  480ページ 並製PUR
定価 1,870円 (消費税 170円)
ISBN978-4-909735-12-6 C0093
在庫あり

書店発売日 2022年09月23日
登録日 2022年07月01日

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解説

日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞受賞記念 緊急出版決定!
日本一地味な探偵「森江春策」の華麗な事件簿

紹介

日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞ダブル受賞記念 緊急出版決定!

《森江法律事務所》にかかってきた敏腕女性検事・菊園綾子からの電話は、花村カオルという札付きのワルが身辺をかぎ回っているようだから気をつけろと警告するものだった。その数分後、コート姿の怪しい人物が《森江法律事務所》に入ってゆき、直後に死体で発見される。果たして、森江春策の事務所でいったい何が起きたのか? 一風変わった犯人当てである表題作をはじめ、森江春策がヘンリー・メリヴェール卿と共演する「密室法廷」や神津恭介、星影龍三とともに密室について語り合う「架空座談会」、鉄人28号の物語世界へと読者をいざなう「寝台特急あさかぜ鉄人事件」、舞台劇の脚本として書き下ろされた「探偵が来なけりゃ始まらない――森江春策、嵐の孤島へ行く」など、日本一地味な探偵・森江春策が活躍する十三編の異色な事件簿! 「年譜・森江春策事件簿〔第二版〕」も特別収録!

さらに数量限定で玉川重機画伯による扉絵のポストカードを1枚進呈いたします!

目次

《開幕前のご挨拶――森江春策誕生記》
 森江春策の災難
 告げ口時計
 うぬぼれた物真似鳥
 七回殺された猫の冒険
 読者よ欺かれておくれ
《幕間がわりのあとがき①》
 真・裁判員法廷――森江春策と振り返る大阪第一号
 密室法廷――ヘンリー・メリヴェール卿対森江春策
 架空座談会 神津恭介×星影龍三×森江春策、密室ミステリ進化論を語る
 七人の探偵には向かない事件
《幕間がわりのあとがき②》
 寝台特急あさかぜ鉄人事件
 ヴェルデンツ大公国の密室
 解凍された密室  ポール・アルテ氏に捧ぐ
《幕間がわりのあとがき③》
 探偵が来なけりゃ始まらない――森江春策、嵐の孤島へ行く
《終幕後のご挨拶――森江春策上演記》
年譜・森江春策事件簿〔第二版〕 作成・村川真一

版元から一言

森江春策の推理と冒険はまだまだ続く。そのための里程標となる一冊をお届けする!
「えのころ工房」のお二人が表紙絵と一部の挿絵を担当し、玉川重機画伯が各パートの扉イラストを提供。ほかに、藤田香画伯と楢喜八画伯による挿絵や戯曲「探偵が来なけりゃ始まらない――森江春策、嵐の孤島へ行く」上演時の舞台写真(撮影・藤井智弘氏)も多数収録している。

著者プロフィール

芦辺拓(アシベタク)
一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。
えのころ工房(エノコロコウボウ)
玉川重機(タマガワシゲキ)
藤田香(フジタカオル)
楢喜八(ナラキハチ)
藤井智弘(フジイトモヒロ)

関連リンク

名探偵総登場 芦辺拓と13の謎
大鞠家殺人事件

上記内容は本書刊行時のものです。

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