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九州文学

九州文学同人会(編集)

発売: 九州文学同人会

A5判  287ページ 並製
価格 1,100円 (消費税 100円)
ISBN978-4-910038-94-0 C9095
在庫あり

書店発売日 2024年07月08日
登録日 2024年06月27日

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解説

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発の文芸誌『九州文学』(季刊)の最新号。

紹介

火野葦平や劉寒吉らを輩出し、82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』585号。
 **
九州文學は1938年(昭和13年)、福岡県を中心に活動する火野葦平、劉寒吉、岩下俊作、原田種夫らによって創刊。以来、昭和・平成・令和と継承されていき、詩、俳句、小説と多くの作家が切磋琢磨して、創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出しリニューアル、第2号。80年の伝統を守りつつ、今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

目次

【巻頭詩】
はじめての手紙[松野弘子]

【詩】
病院で[金子秀俊]
片一方[林 恭子]
愁 思[麻田春太]
きみはヤン・フードンを[石﨑真由美]
季節風[本田雅子]
コロッと竹ン棒踏み[高森 保]
言の樹の下[梶原佑心]
ミミズの声[松野弘子]

【俳句】
悠々幽々[麻田春庵]
懸想文[中園 倫]

【随想】
科学エッセイ:bitter taste/苦い愉しみ[屋代彰子]
田原坂有情[野見山悠紀彦]
花も嵐も踏み越えて[中園 倫]
五十年前の日暮[木村 咲]

【掌編】
往きはよいよい、帰りは怖い[宮川行志]
どじょう汁[今給黎靖子]
栄二の青春[森 泰一郎]

【小説】
もう一つの世界[五] 最終回[緑川すゞ子]
AKB144000[森田髙志]
兜 首[塚元秀樹]
星月夜[森 美樹子]
余 生[佐々木信子]
蒼いノクターン[上村信広]
切られたネクタイ[内田ゆうこ]
橋からの眺め[森田繁昌]
日溜りを求めて[林 恭子]
BAR/KAMAKIRI[野見山悠紀彦]

【コラム】留学生余話:(18)マイノリティの話/(19)避妊の話/(20)日本語教師のこだわり/(21)南アジア男性の長髪と髭/(22)敏腕職員、子育ての話
渓流釣り/音楽

編集委員会便り
584号への時評・季評抜粋
編集後記 他

前書きなど

【巻頭詩】
はじめての手紙
 松野弘子

元日の朝
うまれて間もないユカちゃんの枕もとに
切手の貼ってない紙きれが一枚
配達された

“あけまして おめでとう
 たんじょう おめでとう
 はやく大きくなって
 あそぼうね”

まわりを囲むのは
色鉛筆で描かれた赤ん坊
ミルクの入った哺乳ビン
白い袋に赤い帽子のサンタさん

サンタさんの足は
世界中を走りまわっているらしく
水車のようにグルグル

その手紙の
ちょうど真ん中あたり
おぼえたばかりの漢字がひとつ
光っている

お姉ちゃんから貰った
はじめての手紙

著者プロフィール

九州文学同人会(キュウシュウブンガクドウジンカイ)
『九州文学』は,1938年,福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。火野葦平は「糞尿譚」によって第6回の芥川賞を得,岩下俊作が『九州文学』に掲載した「富島松五郎伝」は度々映画化された「無法松」の原作である。その他多数の同人が芥川賞,直木賞の候補に挙げられ,九州を代表する同人誌として『九州文学』の全国的地位を確立させた。なお,邪馬台国論争に民間研究者が発言するきっかけとなった『まぼろしの邪馬台国』(宮崎康平)も『九州文学』に掲載されたものである。現在でも同人は全国各地の文学賞を受賞するなど活躍している。

上記内容は本書刊行時のものです。

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